スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

一発逆転のヒーロー

野球などのスポーツで、敵と味方が交互に得点を入れ合う緊迫した試合のことを「シーソー・ゲーム」と言います。

この試合、シーソーゲームで、得点は、6対9で、自軍が負けている。

≪アナウンサー≫--------------------
9回の裏、2アウト満塁。
打席には、今日、4打席0ヒットのA選手です。

A選手は、今日、当たってませんねぇ。 
カウントは、2ストライク3ボール。
ピッチャー、最後の一球を投げました!
打ったーっっっっ!!!!!
さよなら、逆転、満塁ホームランっっっっっ!!!!!

試合終了~っ!

なんと、劇的な幕切れか~っ!

--------------------

試合後のお立ち台でのインタビューは、当然、最後にホームランを打った選手、まさに、ヒーローの登場です。

私は、このような試合を見ていると、何故か腑に落ちないのです。

本当にA選手は、ヒーローなのでしょうか?
確かに、シーソー・ゲームの試合を決めたのは、A選手なのですが、彼は、今日、最終打席の前までは、0ヒットです。全く、ゲームの勝敗に貢献していなかったのです。

つまり、今日は、5打数1安打の2割の打率です。
1回裏から、9回裏2アウトの彼の前の打席までに、6点を取った打者は?
敵軍を9点に抑えたピッチャーは?


色々な場面で、これに似たような事が起こります。

【月末のある営業所】
所長は、あと少しで営業所の目標達成ができるギリギリのところまで来ています。
対目標達成率98%。あと30万円の受注で目標達成です!
営業の世界では、対目標98%であっても「未達は、未達」です。
「未達と達成」は、月とすっぽん、天国と地獄です。
ですから、所長は、歯をキリキリと鳴らしながら、「君たち!もう、きれいごとは言わない。とにかく、何でもいいから、取ってきてくれ!」と朝から営業担当者にハッパを掛けます。

所員達は、「またかよっ!月末になるといつもあれだもんなぁ....日頃、お客様を大切にして、お客様の立場でと言っているくせに。まいっちゃうよなぁ。こっちだって、毎日、遊んでるわけじゃないし、いまさら、あと30万円、とって来いと言われてもなぁ....どっかに、注文、落ちてないかなぁ....」

この所長の豹変ぶりについては、別の機会に書くとして、こんな時、たまに、30万円の受注を取って来る営業担当者(B君とします)がいます。

B君、帰社するなり「所長っ!受注しましたっ!50万円の受注ですっ!これで、今月の営業所は、目標達成ですよねっ!」と所長に駆け寄ります。

所長も「そっそうかっ!よくやった!良く頑張ってくれたなぁ。さすが、B君だ!」と喜び合います。
所長、さらに続けて「みんなっ!ちょっと集まってくれ!B君が50万円を受注してきてくれた。B君のおかげで、我が営業所は、今月、目標達成だ!いゃ~っ、B君は、良くやってくれた。私は、今月、ヒヤヒヤだったよ。皆も、また、来月の達成に向けて、頑張ってくれ!以上だ。」

ごくごく、当たり前のある営業所の月末の場面です。
その月のヒーローは、B君です。
でも、ほんとに?
何故か、腑に落ちないのは、私だけ?

(なんか、お笑いのスレーズみたいですね)

もし、皆さんが、この営業所の営業担当者ならば、翌月からどのように受注を所長に、申請しますか?
そうです。
どの営業担当者も月末に、受注を申請するようになります。
だって、ヒーローになれるのですからね。

月初から誰も受注を申請しなくなる。
15日の達成率20%。
所長は、毎日怒鳴り散らし始める。
所内のコミュニケーションは、悪くなり、貝のように口を閉ざす。
明るい話題、前向きな話題は、無くなる。
営業担当者は、とにかく、所長から言われたことだけをやればいいと思い始める。
それでも営業担当者は、じっと堪えて、受注をひたすら隠す。
受注の手続きが遅れると、お客様への納品が遅れる。
お客様も不満だらけになる。

このような事態が、営業所内で慢性化すると、目標の達成どころではありません。

本当のヒーローは、誰なのか?
大変難しいテーマではありますが、一発逆転のヒーローだけが、ヒーローではないことは、確かです。


ブログランキングに参加しています。
皆さんのポチッが、大きな力となります。
応援のクリック頂ければ幸いです。
↓ ↓
 

スポンサーサイト

comment

Secret

No title

早野雄二さん、おはようございます。

今回の記事を拝見し、全くその通りだと思います。

仕事は一発で終わるのではなく、その日ごとの目標がありますね。これを「マイルストーン」とし、それをそれぞれ達成したかしなかったのかを評価すべきだと思います。

営業はとかく月の目標だけのようにとらえられがちですが、もっと細かい日程での管理が必要なのではないでしょうか。

本日時点での評価が○なのか×なのか、それに対する対策としてどう手を打つべきなのか、プロセスの評価が必要でしょうね。
仕事は何事もPDCAサイクルを回していくことが重要だと思います。

コメントありがとうございます。

keinさんへ
ご無沙汰しております。
私が思うに、コンプライアンス違反でないならば、上司の指示、命令は絶対と考えています。
ただし、その指示・命令に従って、実績が出ないのならば、それは、上司の責任と考えます。部下は、何も悪くない。
したがって、部下の評価は、上司に従ったかどうかであると考えます。

ただ、特に営業部門の場合、数字によって、大部分が評価しがちです。
それは、仕方ないのかもしれません。
上司もサラリーマンですから。
何か、他の方法があれば、別ですが。
少なくとも私は、解を持っていません。
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

早野雄二

Author:早野雄二
こんにちわ!「インストラクターの独り言」へようこそ!

昭和35年(1960年)、北海道歌志内市生まれ。
(現在、歌志内は、日本一人口の少ない「市」です。ぜひ一度訪問してください。)
(http://www.city.utashinai.hokkaido.jp/)

大学を卒業後、この業界に飛び込み、あっという間に25年が過ぎました。ビジネスと言うジャンルにとらわれずインストラクターの視点で、綴って行きたいと思います。

2007年7月NASSAN V-up PROGRAM のV-FASTの販売会社への導入を評価され、日産自動車株式会社 CEO Carlos Ghosn氏より「V-up課題達成優秀賞」の表彰を受ける。

著書:
⇒「営業マン次の一手」(共著:総合法令)
⇒現在、2冊目企画中

最新コメント
ブログランキング

FC2Blog Ranking

FC2カウンター
マーフィーの成功法則
最新記事
世界に緑を
私の大切なリンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

edita 読者コミュニティ
edita.jp【エディタ】
著書
私の著書です【共著】
月別アーカイブ
カテゴリ
社会貢献
クリックをお願いします。社会貢献に取組む協賛企業があなたに代わって募金をします。
COUNT UP
あし@
なかのひと
@roots
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。