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箸休め-1「オリンピックと自己実現」

皆さん、寝不足ではありませんか?
女子マラソンの野口選手は、とても残念なことになってしまいましたね。
そこで今回は、マラソンについての質問を2つ。

Question-1

知っている方も多いと思いますが、マラソンの距離は、42.195kmです。
なぜ、こんな半端な距離か?
これは、古代ローマ時代、アテネが外地で戦い、アテネが勝利を収めたことを一刻でも早く自国アテネの市民に伝えたいと一人の兵士が、走り続けた距離だといわれています。その兵士は、勝利を伝えた後に亡くなってしまい、アテネの市民は、その兵士の栄誉をたたえ、アテネの平和を願いマラソンを始めたといわれています。

Question-2

現在は、42.195kmをどのように測っているか?
これは、人が50mのワイヤーで測るそうです。あまり長いワイヤーだと、気温により若干の伸び縮みがあるからです。
最後に、自動車の走行距離でトータルを確認するそうです。当然、人間が測るので、ある程度の誤差は許されているようです。


さて、今回のテーマは、「オリンピックと自己実現」です。
自己実現というと、真っ先に思い浮かぶのが、「アブラハム・マズローの5段階欲求説」(1908年~1970年 A.H.Maslow アメリカの心理学者)ではないでしょうか。
彼は、人間の欲求というのは、5段階になっており、下位の欲求が満たされて、初めて次の段階の高い欲求を求めるというものです。
その5段階とは、高い順番に表すと次の通りです。

「自己実現の欲求」 
        ↑
「自我の欲求」
        ↑
「親和の欲求」
        ↑
「安全の欲求」
        ↑
「生理的欲求」 


「生理的欲求」
生命維持のための食欲・性欲・睡眠欲等の生きるための動物しての本能的・根源的な欲求 

「安全の欲求」
どうせ食べる、寝るなら、安定・安全な状態を得ようとする欲求

「親和の欲求」
自分個人だけではなく、他者を意識し、人と関わりたい、他者と同じようにしたいなどの集団帰属の欲求 

「自我の欲求」
自分が集団から価値ある存在と認められ、尊敬されることを求める認知欲求、また周囲からの期待に応えたいという欲求 

「自己実現の欲求」
自分の能力・可能性を最大限に発揮し、創作的活動や自己の成長を図りたいと思う欲求


例えば、「水」で考えるとこうなります。

step-1  「生理的欲求」
本当に飲み水がなく、死にそうになった時、人は、雨水や水溜りの水も飲みます。

stap-2  「安全の欲求」
そのうち、より衛生的な水を求めるようになります。

step-3  「親和の欲求」
さらに、周囲が「富士の○○水」が身体に良いと飲み始めると、自分も飲みたくなります。

stap-4  「自我の欲求」
その後、珍しい飲み物、希少性の高い飲み物を探してきて、皆に自慢したくなります。そして、「あの人は、水の事なら何でも知っているね」と評価されようとして、さらに色々な飲み物を探し続けます。

step-5「自己実現の欲求」
最後は、他者のマネをする訳でもなく、自慢する訳でもなく、ブランドを求める訳でもなく、他者の評価を気にせずに自分にとって一番良いと思われる水を探し、飲み続けます。 


さて、前置きはこの位にして、本題に入ります。
皆さんは、女子マラソンの有森裕子選手をまだ覚えていますか?
彼女は、 バルセロナ五輪で日本国民の期待を一身に背負い、その期待に応え、堂々の銀メダルを獲得しました。
まさに、彼女は、「自我の欲求」である「自分が集団から価値ある存在と認められ、尊敬されることを求める認知欲求、また周囲からの期待に応えたいという欲求」を実現させたのです。

そして、4年後のアトランタ五輪では、誰もが彼女に金メダルを期待していました。
しかし、結果は、銅メダルに終わりました。

試合後のアナウンサーの「今回は、残念でしたね。皆、金メダルを期待していたのですが・・・・・・・」の質問に対し、有森選手が有名な発言をしたのです。

「私は、今までの中で一番自分を褒めてあげたい」と。

これこそが、自己実現の領域に達したことを意味するのではないかと、思いました。
たぶん、これまでの4年間、「アトランタ五輪で、金メダルを義務付けられ」、その重圧に押し潰されそうな時もあったでしょう。
しかし、彼女は、その重圧に負けず、4年間死ぬほどの思いで練習し続けて行ったのです。
そして、たどり着いた境地が、「自己実現」ではなかったのではないでしょうか。

彼女にとって、本当に自分にとって価値あるものを追い求めること。それは、メダルではなく、4年間の全てをアトランタ五輪で出し切ること。それができたなら、メダルの色は、問題ではないと。
私にとって、忘れることができない有森選手の一言です。



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No title

こんばんは~。

「箸休め」と前置きがありながら、ま~た深い考察を!

有森選手の言葉は、実に胸を打つものがありましたよね。
僕の記憶では、確か「はじめて」自分を誉めたい、というものだったような。
この「はじめて」というところに、有森選手の求道者のようなストイックさを感じました。

ある種の悲壮感を漂わせる有森選手とは対照的に、シドニーの高橋選手は「ただ走るのが楽しい」という明るさを振りまいていました。
正反対のキャラクターですが、僕はどちらも好きです。

ちなみにマズローの5段階欲求説は我々の素朴な実感には合致するけれど、特に裏付けデータがあるわけでもなく、学問的には「間違っているとも正しいとも言えない」類のものだそうです。
そこで僕が思うのは、「自己実現」のもう一つ上に「自己超克」ってのを想定してもいいんじゃないかってこと。
「この辺が限界だと思っていたのに、それを超えた!」
って感覚は、「自己実現」とは少し違うし、少し段階としては上なんじゃないかな、と思ったりして。

マズローならどう言いますかね~。

長文失礼しました!

No title

こんにちは~お久しぶりです。
オリンピックもゆっくりと観戦でき有意義なお盆休みでしたね♪
有森選手の名言!思い出しましたよ。
私もその言葉は大好きです。
今の自分は、その言葉なしには無かったかもしれないです。
何度も迎える人生の岐路に立ち、そのたびにその言葉に支えられ、勇気づけられ、明日に向かうエネルギーをもらったかわかりません。
自分を真っ先に肯定し褒めるということは明日への活力になりますね。
今回の北京オリンピックでのメダリストたちのコメントや表情にも、たくさんの熱い思いとその言葉と同じ意味がかさねっていました。
感動をたくさんもらったオリンピックでした。
マラソンは過酷な競技ですよね。最後まで完走できることがすごいことなのでしょうね、きっと。途中でリタイアすることの辛さは測り知れないことでしょう・・・

No title

お早うございます。
有森さんの言葉、忘れません。
結果は、期待を外れていたかもしれない。
でも、全力で頑張った結果ならば、誰に恥じることもなく現実を受け入れられる。
その時に、自分を褒めることができるなんて、こんなに素晴らしい事はないです。
人に褒められることも大事かもしれませんが、私は自分を褒めたい。
自分を認めることが出来ないで、人のことも認めることはできないとも思うのです。

コメントありがとうございます

ドクエメットさんへ
私も高橋選手は、大好きです。
日本人の場合、五輪では、「国民のため皆のため」とよく言います。その重圧で何人のアスリートが潰れていったことか。
何回か前からの五輪では、精神的な強さを身につけるためのトレーナーも付くようになったと聞きます。
ちなみに、かつてのテニスの女王ナブラチロアは、7人の専属トレーナーを付けていたようです。当然、メンタル強化のトレーナーも。

「自己超克」については、私も大賛成です。
私の記憶がはっきりしていないのですが、マズローは、第6番目の段階も考えていたと聞いたことがあります。確か、ドクエメットさんのいう「自己超克」だったような......
何時、誰から聞いたのかも覚えていないのですが。


シンシアKさんへ
フッと思ったのですが、どうして私たちは、五輪のアスリートたちの言動に感動するのでしょうね。

「アマチュアスポーツは、シナリオが無いから?」
「アスリートたちは、皆、真剣だから?」

私は、「ニッポンという旗のもと」に、1つになれる唯一のものだから。
私たちは、五輪のアスリートを応援するとき、常に「ニッポン」を意識して応援しています。

そして、私たちは、いつの間にか、アスリートたちと「同化」し、自分の人生や仕事などを見ているのではないでしょうか?
だから、アスリートたちの生い立ち、苦労話を好んで見聞きし、「あのアスリートより、私の方がまだ、恵まれている。だから、私もがんばろう」と思っているのではないでしょうか?

逆に、何の苦労も無く、恵まれた環境と才能を持ったアスリートが、いとも簡単に金メダルを取ったらどう思うのでしょうね。

「あの人は、恵まれている」
「金メダルを取って当たり前」
「あの人と私は、住む世界が違う」
と、思うのでしょうね。

まっ、あまり深く考えずに、たくさん感動しましょう。
感動は、人の心を豊かなすると思いますから。


ありなさんへ
「自分を褒める」ですね。
私は、毎日が反省なので、今度、自分を褒めてみます。
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プロフィール

早野雄二

Author:早野雄二
こんにちわ!「インストラクターの独り言」へようこそ!

昭和35年(1960年)、北海道歌志内市生まれ。
(現在、歌志内は、日本一人口の少ない「市」です。ぜひ一度訪問してください。)
(http://www.city.utashinai.hokkaido.jp/)

大学を卒業後、この業界に飛び込み、あっという間に25年が過ぎました。ビジネスと言うジャンルにとらわれずインストラクターの視点で、綴って行きたいと思います。

2007年7月NASSAN V-up PROGRAM のV-FASTの販売会社への導入を評価され、日産自動車株式会社 CEO Carlos Ghosn氏より「V-up課題達成優秀賞」の表彰を受ける。

著書:
⇒「営業マン次の一手」(共著:総合法令)
⇒現在、2冊目企画中

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