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命を掛けて、戦うということ~内藤大助選手~

昨日行われた【WBC世界フライ級チャンピオン:内藤大助VS日本フライ級チャンピオンWBC/世界フライ級14位:清水 12R】を観て、思うところがあったので、急遽テーマを変更させていただきます。ごめんなさい。


内藤大助選手(33歳)は、私と同じ北海道生まれ。ただ、それだけで、私は、大好きな選手です。
彼は、身体が小さく、細く、おとなしく格好の虐めの対象になっていたことも有名?です。
もう一つ、私が内藤選手が好きな理由は、子供の頃、虐めの対象になっていたにもかかわらず、【決して心は折れなかった】ことです。
その辛い体験を活かし、現在、全国の小学校を訪問し、小学生に対して、「虐めがいかに良くないことか」を伝道しています。


彼は、つい最近まで、家賃8万9000円、2DKの賃貸マンションに、夫人の真弓さん(35)、長男・亮くん(2)の3人家族で暮らしており、大変質素な生活をしていること、これまでの夫人の真弓さんの内助の功もテレビで放映され、皆さんもご存知のことと思います。


皆さんも関心があると思いますが、彼のファイトマネー(彼の手取り)は、いくらだと思いますか?

世界タイトルを獲得した際の彼のファイトマネーは、1000万円だそうです。
また、内藤VS亀田大毅戦においては、亀田大毅選手の所属する協栄ジム金平会長は、宮田ジムと現金で7000万円、チケットで3000万円分の総額約1億円を支払う契約を交わしたことを明かしたようです。ルールでは、「ジムのマネジメント料は、全収入の33%を越えてはならない」らしいのです。しかし、内藤選手は、亀田戦において、1000万円代のファイトマネーしか、支払われなかったそうです。宮田ジム側の意見としては、「世界タイトルマッチ戦を組むために相当のお金を使ったから」という理由です。
宮田ジム側としても、北海道から出てきた「ひ弱な内藤青年」を世界王者したということもあるでしょうし、内藤選手も宮田ジムに対して、自分をここまで育ててくれたという恩もあるでしょう。
また、亀田三兄弟のように、ジムと折り合いが合わず、ジムを飛び出した場合、受け入れてくれる国内のジムがなければ、国内の試合も出来なくなるのです。
したがって、ファイトマネーについては、内藤選手は、プロ選手としてジムと交渉するのであって、1000万円のファイトマネーが高いか安いかは、内藤選手の問題であると思います。


さて、プロボクシングのことを、世の中でもっとも野蛮なスポーツ、いやスポーツではないという人もいます。
なぜなら、人間が人間を殴り、倒すものだからであり、もっとも原始的であるという理由からです。

私の意見としては、ボクシングは、己の身体を限界まで鍛え抜き、そのぎりぎりの状態の中で技術を磨きくという、肉体と精神をぎりぎりまで追い詰めて、試合に臨む姿に感動せざるを得ません。私にとって、ボクシングをスポーツかどうかという議論自体がナンセンスに思えてなりません。
しかし、ボクシングは、「命を掛けた」ものです。
今まで、数多くの選手が死亡、植物人間、言語障害になっています。
彼らは、自分の命を削って、明日を切り開こうとしています。
その為に、死ぬ思いをして過酷な練習を積み重ね、試合に臨んでいます。

では、ボクサーとは、職種は異なりますが、私たちは、死ぬ思いをして仕事をしているでしょうか?
倒れそうになって、仕事をしてことは何度もありますが、私は残念ながら、自分の命までは、掛けて仕事をしたことはありません。また、命を掛けて、訓練もしていません。
皆さんは、いかがでしょうか?


プロボクシングは、私にとって、そこが私に感動を与えてくれるのだろうと思っています。
したがって、オリンピックにもボクシングという種目はありますが、私は、全く感動しません。

また、戦い、勝つということについて…………….
今回の挑戦者である清水選手は、「正攻法な選手、綺麗なボクシングスタイル選手」として評価されています。
それに比べて、内藤選手は、「トリッキーな選手」として、なんとなく「ずるい手法の選手」と評価されていると思うのは、私だけでしょうか?
プロボクシングは、勝たなければ、全てを失うスポーツです。
最低限のルールを守れば、どんな戦闘スタイルでも良い?スポーツです。
亀田大毅選手のように「ベットロック、首投げ」は、いけません。プロセスリングと同じリングを使いますが、ルールが違うのですから。
内藤選手は、年齢33歳であり、とうにボクシング選手として峠を越しています。また、見てお分かりの様に、胸板も厚くなくどちらかというと貧弱な肉体です。
その彼が、勝つためには、トリッキーな戦法が最良であると答えを出したのです。
そして、実際、彼は、今回三度目の防衛戦に勝利しました。
勝つためには、正攻法である必要はないと思うのです。
ルール違反は、絶対にいけないことだと思いますが、プロの世界には、正しい勝ち方なの無いと思うのです。
ルールの範囲であるならば、【勝つことこそが正しさの証明】だと思うのです。
負けてしまえば、全てを失うのです。
日本人は、柔道でよく言われるように「柔は剛を制す」「小さい体の日本人が、大きな身体の外国人に挑む、その姿が美しい」「たとえ、負けたとしても、その姿勢」を評価します。

しかし、プロにとっては、「勝つことが絶対条件」なのです。
私たちは、勝ちたいとは思っていても、本当に「勝つことが絶対条件」と思っているでしょうか?
たとえば、顧客に対する提案で受注できなくとも、涙流して悔しがることは、どのくらいあるでしょうか?

私は、受注できなくて、何度か悔し涙を流したことはあります。

私は、勝つことに固執して、仕事をしたい。

また、勝つということは、「己に勝つこと」かも知れません。


最後に、日米3000本安打を達成したイチロー選手の言葉を………
『やれることはすべてやったし、手を抜いたことはありません。常にやれることをやろうとした自分がいたこと、それに対して、準備した自分がいたことを誇りに思っています』

『妥協は沢山してきた。自分に負けたこともいっぱいあります。ただ、野球に関してはそれがない』

『第三者の評価を意識した生き方はしたくない。自分が納得した生き方をしたい』

『節目を越えた後の一本というのはすごく大事だから、価値あるものだった』

『小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています』


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No title

おはようございます。

内藤選手勝ちましたね。しかし巷では、亀田のバカ息子の登場がヤラセなのか、ヤラセではないのかと言う事がクローズアップされていました。

内藤選手が勝つのは賞賛に値しても、すでに彼の強さを認めており、『順当』という評価が多いからかもしれません。

とはいえ、僕もこのバカ息子(バカ家族)の存在がかなり不快です。
TBSの言い訳も、かなり不自然。


せっかくのパフォーマンスが、これ以上汚されない事を祈ります。

“勝つことに固執する”

早野さん、はじめまして。Nemoと申します。

今回の記事、とても興味深く読ませていただきました。
内藤選手の防衛戦、彼を応援している私としては、
「勝ってほしい!!」と祈ってはおりましたが、とても正視に耐えなかったので、
結果を知って安堵しています。
(ボクサーなど格闘技の奥さんは、どうして目をカッと見開いて応援できてしまうのか、不思議です。(笑))

ファイトマネーの裏話も興味深かったです。

“勝つことに固執する”

スポーツやビジネスに限らず、どの世界でも結果を求められるからには必要なことなのですね。

No title

早野さん
私は仕事の関係で終盤少しだけしか見る事が出来ませんでした。

内藤選手は、今までのプロボクサーの中で、一番応援したい選手です。

それは、早野さんが言われるように、大人になっても、引き続くような執拗なイジメに、惨めな思いをしてきて、そこからあのように這い上がった人物だからです。

それと何より彼に惹かれるのは、謙虚な姿勢と発言です。

彼は、ただ単にハングリーな選手ではなく、社会貢献が出来る点が何より素晴らしい。

人の心の痛みがわかる人物ですね。

彼を見ていると、面白おかしなバラエティにも出ていますが、絶えず感動を覚えます。

もっともっと防衛して、頑張って欲しいです。

亀田選手の件は、いろいろと意見がありますが・・・。

あの場所まで、スタッフでもないのに、上がっていける状況は、デキレースとしか思えないですよね。

プロレスみたいですから。

感動のインタビューがしらけましたね。

でも次の日の内藤選手の思わず笑ってしまう、コメントにまたジンときました。良かった良かった。

No title

こんにちは。
武士の勝負とは、命をかけた生死を分ける戦いでした。
敗者に明日などありません。
ですから勝負は勝たなければ意味がないのだと思います。
タイトルに向かって、または結果を出すことに関して
死ぬ気で頑張るって、大事なことだと思います。
ただ・・私はどうしても敗者のメンタルを気にしてしまいます。笑
1対1なら50%・・・トーナメントならほとんどの人が負けるのですもの・・
アドレナリン大噴出したあとは
是非リラクゼーションして欲しいかと思います・・・。スイマセーン(汗)

No title

こんにちは。
ボクシング。私も好きです^^
何が?とか理由はありません。
単純に好きですね。

やっぱり、勝つことに拘っていかなければいけないんでしょうか?
私は、勝つことの意味が分からないことがあります。
何が、勝つことなのか、何が負けることなのか・・・
(勝負においては簡単ですが)

>『第三者の評価を意識した生き方はしたくない。自分が納得した生き方をしたい』
成功(勝ち?)も失敗(負け?)も納得しなければ、結果に向き合えない。この拘りは持っていますが^^
自分に勝つこと。これは、ちょっと違うのかなぁ・・・

No title

はじめまして!
いやはや、出てきてしまいました。

内藤選手も好きですが、僕は坂田選手が好きなんですよね。
内藤選手以上に口下手で。
ストイックな職人といった感じがします。

確かに普段の仕事がルーティンになってくると、次第に最初の熱い思いが冷めてきて、「死ぬ思いをしてでも!」みないな思いは消えていってしまいがちですよね。
怖いのは「慣れ」。
そういった油断を防ぐためにも、定期的に自分の仕事を振り返り、「初心」を見つめなおすことが大切なのかな、と思います。
僕もはじめてミスを出した日は、悔しくて悔しくて眠れませんでした。
その悔しさを、時折思い浮かべます。

「勝つことが正しさの証明」というのはちょいと違和感が。
「ルールを破らなければ何をしても勝ちさえすればいい」
なのであれば、ルールの抜け穴を見つけて、そこを突いて勝つことも「正しい行為」とされます。

僕は、それは違うと思うんです。

「明文化されたルール」のほかに「明文化されないルールの精神」みたいなのがあって、後者に抵触するならば、たとえ勝ったとしても賞賛には値しないのではないかと。
僕も勝つことは意識したいですが、あくまで「ルールの精神」の範囲内でありたいな、と考えています。

な~んて考えは、「日本人的」なんですかねー。
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プロフィール

早野雄二

Author:早野雄二
こんにちわ!「インストラクターの独り言」へようこそ!

昭和35年(1960年)、北海道歌志内市生まれ。
(現在、歌志内は、日本一人口の少ない「市」です。ぜひ一度訪問してください。)
(http://www.city.utashinai.hokkaido.jp/)

大学を卒業後、この業界に飛び込み、あっという間に25年が過ぎました。ビジネスと言うジャンルにとらわれずインストラクターの視点で、綴って行きたいと思います。

2007年7月NASSAN V-up PROGRAM のV-FASTの販売会社への導入を評価され、日産自動車株式会社 CEO Carlos Ghosn氏より「V-up課題達成優秀賞」の表彰を受ける。

著書:
⇒「営業マン次の一手」(共著:総合法令)
⇒現在、2冊目企画中

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