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【第1回】 正しさとは何か~ある新入社員研修で~

皆さん、
「正しさ」とは
唯一絶対な「正しさ」とは

なんでしょうか?

私も4月になると何回か、新入社員研修を担当させて頂いています。
以前は、研修導入のオリエンテーションで「みなさんと、年齢も近いから、兄貴だと思って、何でも相談して欲しい」と、話していたのですが、もはや私の年齢は、新入社員の年齢のダブルスコアを越えてしまいました。
新入社員もきっと、「あ~っ、若いインストラクターだったら良かったのに、ガッカリ」と思っていることでしょうね。
最近、新入社員研修が辛くなるようになってしまいました。悲しいです。

最近の新入社員は、大変に頭の回転も良く、私の話すことを難なく理解します。
大変物分りが良く、たいしたものです。
ただ、「理解した」は容易でも、そこから「知った」⇒「出来る」には、大きな隔たりがあります。
そこで、私たちインストラクターの出番となるわけです。
と、少しだけ自分を持ち上げておきます。


さて、ある時、私があるケーススタディを出したところ、
受講生が、真剣なまなざしで
「先生、これじゃ、情報が少なくて、答えが出せません。もっと、情報をください。」
と言ってきた
のです。
彼が言うには、「グループで話し合ったが、幾つもの答えが想定され、意見がまとまらない。」と言うのです。

そこで私は、
「私は、皆さんに《答え》を出しなさい、見つけなさい。とは、言っていません。この限られた情報の中で、《最善と思われる対応策》をグループで考えてください。そして、一つの最善策を決定してください。と言っているのです。ディスカッションの進め方については、配布シートに書いてあるとおりです。私は、それ以上の情報を提供しません。」と説明しました。
彼は、不服そうではありましたが、グループに戻り、ディスカッションを始めました。


一般的に新入社員研修では、
「学生から社会人へ意識を変革する」
「エチケットやマナーなど形を覚える」
「仕事に対する考え方や仕事の基本を身につける」
など、社会人として恥ずかしくない、基本を身につけることが最優先されます
ですから、ほとんどが答えるあるものつまり、「正しさ」を教えるのです。
例えば、「挨拶やお辞儀」などが良い例です。頭の上下のスピード、角度、手の位置など全て、「この様にやりなさい。これが、社会のルールです。」と教えるのです。
ただし、私が7月22日のブログで書いたように、「なぜ、そうするのか」という理由も必ず説明するようにしていますが。

彼から質問があった新入社員研修は、彼らにとって、大変に高度な研修内容です。
なんと、答えなど初めから無いのですから・・・・・・・・・・
この研修カリキュラムは、《答えを出す》ことが目的ではなく、《ビジネスに答えなど無い》ことを理解してもらうことが目的なのです。


実際のビジネスに身を置いている皆さんなら、ご理解いただけることでしょう。

「情報が足りない」
「答えが出せない」
「話がまとまらない」


これらは、通常の私たちの仕事の環境ですよね。

・ごく限られた情報の中で意思決定しなければならない
・答えが一つなら、日本中の企業が黒字になれる?
・それでも企業として、一つの意思決定をしなければならない


その意思決定が、正しいものだったかどうかは、半年後、いや一年後、もしかすると10年、100年後に分かるということを。
そして、今は、
その意思決定が「正しい」と信じて、突き進むしかない
ということを。

経営の神様と言われる故松下幸之助さんが、こう言われていたと記憶しています。(多少表現が違っていたら、ごめんなさい。)
「ゼロからスタートされて、いくつもの新事業を立ち上げ、すべてと言っていいほど成功されていますが、事業成功の秘訣は何ですか?」
という質問に対して、彼は、

《そんなに難しいことではありません。事業と言うのは、儲かる前に辞めてしまうから、失敗と言われるのです。儲かる前は、投資です。事業は、儲かるまでやり続けるのです。そうすれば、失敗はありません。全て成功したことになるのです。》

と、言ったと記憶しています。

このことは、全ての企業に当てはまるとは考えられませんが、
「意思決定の全てを正しくすることも出来る」
ということだと思います。
当時の故松下幸之助さんにとって、決しておごりではなく信念として、「正しくない意思決定は皆無」と思っていたのでしょう。

間違った意思決定と思われるものも、成功に導き、正しい意思決定にすることができる。
正しい意思決定と思われるものも、失敗してしまえば、間違った意思決定になってしまう。


では、「本当の正しさ」って、なんなのでしょう?????

正しさの基準は、
国家や法律
日本人の道徳観
地域社会固有のルール
そして、企業であるならば、「理念や方針」

がこれに当たるのでしょう。

今回は、コンプライアンス(法令の遵守)についての内容ではありませんので、基準については、この位にしておきます。


次回は、もう少し、私たちの実務レベルに合わせて、

『どうして、上司は、私の提案を却下するの?』

上司は、あなたの提案が「正しくない」「今は、その時期ではない」と言っているのです。
表現の仕方は、色々とありますが、結局あなたの提案を受け入れなかったと言うことは、
『あなたの提案が間違っている』
と言われたのも同じことです。

でも、本当に私たちの提案は、間違っているのでしょうか?
それとも上司の判断の誤りなのでしょうか?

答えは、両方ともNOです。

多くの場合、
私たちの提案が間違っている訳ではありません。
上司の意思決定も間違っている訳でもありません。

私たちの提案を上司に認めていただき、「正しい提案」とするためには、どうすべきか。
次回は、「上司の首を縦にふらせる」ためのスキルについて進めます。

皆さんは、『正しさ』について、どのように思われますか?



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プロフィール

早野雄二

Author:早野雄二
こんにちわ!「インストラクターの独り言」へようこそ!

昭和35年(1960年)、北海道歌志内市生まれ。
(現在、歌志内は、日本一人口の少ない「市」です。ぜひ一度訪問してください。)
(http://www.city.utashinai.hokkaido.jp/)

大学を卒業後、この業界に飛び込み、あっという間に25年が過ぎました。ビジネスと言うジャンルにとらわれずインストラクターの視点で、綴って行きたいと思います。

2007年7月NASSAN V-up PROGRAM のV-FASTの販売会社への導入を評価され、日産自動車株式会社 CEO Carlos Ghosn氏より「V-up課題達成優秀賞」の表彰を受ける。

著書:
⇒「営業マン次の一手」(共著:総合法令)
⇒現在、2冊目企画中

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